もうひとつの暮らし
今日、畑に行くと、3月17日に種芋を植え付けたジャガイモの芽が出たところで何者かが土を掘り返して芋を食い荒らしていた。
鳥か、小動物か?
10年以上ここで野菜作ってきたけどこんなことは初めてだ。同じ畑のおばさんに話すと、他の畝でもそうらしい。
そう言えば、最近、周辺の耕作放棄地が次々と宅地に変わってる。人口が減ってるというのに。
人間の住処が増えることは人間以外の生き物の住処が減ることを意味する。
耕作放棄地というのは、暮らしの場を失った生き物にとっては砂漠の中のオアシスみたいなものなのかもしれない。だから僅かに残されたオアシスに生き物は集中する。そして市街地の耕作放棄地を借りて無農薬で細々と家庭菜園やってる我々の暮らしとコンフリクトする。
これはあくまで僕の想像。
人間には見えていないもうひとつの暮らし。
生き物達の暮らしがあるって想像してみた。
ジャガイモを食べたい君には申し訳ないけど、防虫ネット張らせていただきました。