読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

もっと遠くへ

山が好き。走るのが好き。さぁ、果てしない旅に出よう!

トレイルを守るということ

  5月21日、22日の2日間、ワラーチ倶楽部の仲間が企画した西湖でのトレイル整備イベントに参加しました。レースであれ、登山であれ、当たり前のように利用しているトレイルだけど、それを維持して安全に通れるようにするには人が常にメンテナンスしなければならない。華やかな表舞台の裏にはそんな裏方さんが必ずいるってことを体感した濃ゆい2日間でした。
  今回は秋のワラーチ・トレイルレースのコースになる予定の西湖の東側道路の山裾を通る“旧根場(ねんば)通学路”という使われなくなった通学路の整備でした。
    f:id:YSTiseki:20160523074710j:image
  f:id:YSTiseki:20160524174655j:image
 組体操すら危ないからと運動会で廃止されてしまうような過保護な時代ではあり得ないワイルドな通学路。ここが現役で活躍してた頃はどんなトレイルだったのだろう。そんな事を想いつつトレイルへ分け入る。
  いよいよ整備開始。3チームに分かれそれぞれ異なるパートを整備します。私はCチーム。傾斜が緩やかなパートなので女性5人と男性2人。 使う道具は、クワ、ノコギリ、ショベル、剪定バサミ、ナタなど。
     f:id:YSTiseki:20160523200107j:image

イベントリーダーのタルさんが関わる地元四国の“どんぐりトレランチーム”からお借りした物です。自分も家庭菜園で使ってるクワを持参しましたが、お借りしたクワは細身だけど肉厚でずっしり重く、畑用とは別物でした。山の斜面は畑と違って石ころもたくさん埋まってたので、畑用じゃ文字通り刃が立たなかったと思う。借りて正解でした。

 泉田さんが前を歩きながら整備のポイントをデモンストレーションしながら説明してくれました。
 
①土が流れて斜面になってしまったトレイルの山側を切り崩してフラットにする。切り崩した土を谷側でしっかり踏み固めておく。(クワ、ショベル)
②大きな石ころや木の枝や幹など、蹴躓かないように取り除く。
③走ってて頭にぶつかりそうなくらい張り出した枝葉を最小限に切り払う。(ノコギリまたは剪定バサミ)
 
作業開始。
   f:id:YSTiseki:20160523203359j:image
こんなトレイルが・・・
   f:id:YSTiseki:20160523203248j:image
こんな風になって・・・
   f:id:YSTiseki:20160523203532j:image
極上トレイルがどんどん延びていきます。
   f:id:YSTiseki:20160523203132j:image
 どちらかというと雑で飽きっぽい男子と違って、女子は丁寧だし、地道に取り組みます。まさに女子力炸裂!  
 実は作業を始めてしばらく、女子の進みが遅いので、タルさんと「あんまり丁寧にやり過ぎたらきりが無いね」とか話したりしてたんだけど、大きな誤解でした。 気がつけばCコース折り返し地点。女子からは「もう終わったの?」の声。いつの間にか、すっかり仕事人になってるやんか。
その後、折り返しながら仕上がりをチェック。
    f:id:YSTiseki:20160523224913j:image
どうですこのトレイル! 消えかかったトレイルが復活。みんなで走って踏み固めればさらにいいトレイルになるなぁ。
 
作業が終わり通学路の入り口まで戻って記念撮影。
   f:id:YSTiseki:20160523225328j:image 
   f:id:YSTiseki:20160523225355j:image
武器を振り上げエイエイオー!
トレイル戦士だ。
 
整備が終わってもお楽しみはまだまだ続きます。
 
拠点キャンプビレッジ“ノーム” に戻り、山仕事の汗を、歩いて2〜3分の温泉“いずみの湯“で流してさっぱり。夕飯はお待ちかねのバーベキューパーティです。キャンプ場を運営する我らが師匠 木村東吉さんの挨拶に始まり、ワイワイガヤガヤあっという間に時間が過ぎます。
      f:id:YSTiseki:20160524072858j:image
f:id:YSTiseki:20160524072910j:image
       f:id:YSTiseki:20160524072924j:image
 走ることについての皆それぞれの体験や考えなど、面白おかしく、時には真剣に語り合うって美味しすぎるわぁ。
もちろん料理も最高に美味しい。
    f:id:YSTiseki:20160524073641j:image
肉の後は定番の焼きそば。
    f:id:YSTiseki:20160524073927j:image
さらに、締めは功子さんの“そば飯”
    f:id:YSTiseki:20160524074106j:image
まいうぅ〜!
 
パーティーが終わっても場所を変えてまだまだ宴は続きます。
    f:id:YSTiseki:20160524074650j:image
そしてテントで就寝。
おやすみなさい。
 
朝です。
今日もいいお天気。
    f:id:YSTiseki:20160524075315j:image
ノームのテントサイトはむっちゃ気持ちがいい。だから何度も来たくなる。
   f:id:YSTiseki:20160524075408j:image
朝の西湖の静かな佇まいに、いつも心が癒される。
朝食は、朝カレー(レトルト&アルファ米だけど)と至福の珈琲。
一息ついたところで活動開始。
 
 今日は昨日整備したトレイルをみんなで走ります。
自分のチームが整備したところをみんなどう感じてくれるのかな?
他のチームはどんなトレイルを整備したんだろう?
これまでに経験したことのないワクワク感です。
   f:id:YSTiseki:20160524081231j:image
 キャンプ場の入り口に集合。
前日に呑みまくっていた酒豪達(朝から迎え酒を呑んでたらしい・・・)も何事もなかったかのように強者ランナーの出で立ち。流石です。
   f:id:YSTiseki:20160524081628j:image
  東吉師匠を先頭に旧通学路に入ります。
Cチームが整備した区間で「これは凄い!」「走りやすい」という声を聴いて、人知れずドヤ顔になる。
  Aチーム、Bチームのエリアは急斜面や岩場などかなり難易度が高く、屈強な男子が配置されたのが頷ける。
    f:id:YSTiseki:20160524203435j:image
 完全なトレイルに仕上げるにはもっともっと時間を掛ける必要がありそう。しかし、完全なトレイルに仕上げるのが本当にいいのかどうか? 自然と人為のバランスをどこに置くのか? 場所や、誰がそのトレイルを使うかによるし、1つの答えがあるわけじゃないだろう。大切なことは頭だけで考えるんじゃなくて、山に入って心と身体で生々しい自然を感じながら考えることだろう。今回もトレイルに近接した木の根元の穴が鳥の住処で、中を覗いたら雛鳥が何の曇りも無いつぶらな瞳でこっちを見てる。胸がキュンとする。そもそもここは迂回した道を作った方がいいんじゃないかと思った。こういうのは現場でないとわからない。(仕事も同じですね)
  9月の第2回整備ではきっとさらに多くの人が参加して、みんなで汗かいて、パーティーで盛り上がって、色んな気づきを共有して、もっともっと西湖を良くして行こうって流れになることを確信しました。 そして、西湖だけじゃなくて、日本のあちこちの美しいトレイルが子々孫々守られることを願う。
ということで、やっぱ締めは日本の魂、富士山だ!
f:id:YSTiseki:20160524174243j:image
(またドヤ顔)
終わり!